- 綺麗な姿勢は言うまでもありません
- 身だしなみは整えて
- まっすぐ歩く
これ以外に茶道ならではのコツをお伝えします。
意外と経験者の方でもできていない場合がみられます。
初心者でも少しの意識で変わります。
目次
こうして歩こう
襖の開け閉め
指の使い方
お点前の時
まとめ
こうして歩こう
畳を歩く時は基本的にすり足です。目線はやや下がったところ。
特に亭主は、通常の点前の場合、茶道口から点前座までしか歩きません。
一番良くないのは迷いがある歩き方です。
入る時は左足から、一畳を6歩、半畳を3歩。心の中で数えて下さい。
茶道口から畳の真ん中を、縁は踏まないように、止まらずにスピードを一定にし、意識して一畳のバランスよく6歩で歩きます。足幅だけ進むイメージです。
実は、こうした足さばきが一番経験年数がわかってしまいます。
足さばきは、訓練です。と宗匠もおっしゃいます。
しっかり歩けるようになるまでには時間のかかる事ですので、日々のお稽古で修行を積むしかない事でもあります。
コツというよりは、畳一畳を必ず6歩という基本をしっかり身につけて下さい。
襖の開け閉め
茶道では、必ず襖の開け閉めが伴います。
茶道口の真ん中に必ず座って行います。
まず、開ける時は、襖の引き手を近い方の手で、襖全体の3分の2を開けます。
それから反対の手で残りを開け切ります。
開け切る時の手の位置は、引き手から襖の一番下まで長さの、下から4分の1の位置の所で開け切ります。
閉める時は引き手に近い方の手で襖全体の3分の2を閉め、反対の手で引き手を持って締め切ります。
この、どこまで開けて、どの位置の所で開け切るかをきちんと覚え、身につけましょう。
点前の初めから終わりまで、常に見られていると意識して最後まできちんとする事が重要だと思います。
指の使い方
基本的には力を入れすぎずに指を揃えます。
特に以下の時のコツをお伝えします。
茶筅を持つ時 指は揃えるが、少しきもち指を丸めて持つ
柄杓を持つ時 構える時は柄杓から指先が出ないように
お湯を汲む時は第二関節を山にするのではなく、一直線にする
水指を持つ時 底に小指が出るか出ないか位の位置で指を揃え
置く時には小指を先について保護して置く様なイメージ
上記に書いた様な指の使い方は、とても細かい事ですが、初心者のうちから気をつけて、良い癖つけてしまうと良いでしょう。
お点前の時
お点前の時に、使っていない手は膝の上においておきましょう。
そして丹田に力をいれ、骨盤を起こすようにきちんとした姿勢で座りましょう。
脇の下に、生卵を一つ挟んでいるくらいの感じでお点前をしましょう。
帛紗を腰につける時はできるだけ左手だけでしましょう。
無駄なく素早くする部分とゆっくりとお道具を扱う所、いずれはメリハリをつけられるとよいでしょう。
まとめ
いずれにしても明日からすぐに変わる事ではありません。
ですが、意識してする事によって積み重ねで必ず変化していきます。
やはり心を持ってお道具を扱ったりお点前する事が重要かと思います。
日々のお稽古を一つ一つ大切にしましょう。