お稽古

炉 好文棚

ここではポイントのみの解説です。基本の点前がわかる人に向けて書いております。

まずはこれ↓

  • 基本的には初飾り、二飾り。総飾り(割飾り)もできますがあまりしません。
  • 小棚扱い(内炭狙い、柄杓は炉縁の右から3分の1
  • 水指の蓋は2手で開け閉め
  • 湯返しあり(飾る場合)
  • 水やかんあり(水指の蓋は2手で開け閉め)(3本柱の為取り出さない)

好文棚とは

好文棚とはどんな棚なんでしょう。

二重棚の変形。

表千家十二代惺齋好み。梅形の透彫があります。

梅の別名を好文木という事から名付けられたそうです。

地板は菱形の様な四角ですが、天板はその半分の三角形です。

引き出しを入れると、木屋町棚となります。

引き出しの中には茶器を入れたり、仕覆を入れる事ができます。

お点前の特徴

二重棚と基本的なお点前は同じです。

初飾り、二飾りは通常通りにしますが、総飾りは注意が必要です。

好文棚は、地板は四角形ですが、天板が三角形になっており、スペースが狭いです。

その為、総飾りをする時全てが飾れません。

従って、柄杓蓋置は持ち帰り、茶器茶碗は割飾りとします。(その場合湯がえしなし)

割飾りする場合は茶器と茶碗を同時に持ち、茶器をまず天板中央にのせて、そのあと茶碗を右手に持ち替えてその下にのせます。

水指しはありますが、取り出さずに水次をします。

迷いのない様にお点前できるといいですね。

落ち着いて、一杯の美味しいお茶をおもてなしをする気持ちを忘れずに!